5人に1人が「マッチングアプリ婚」プロフィール写真を専門カメラマンに撮ってもらってみたら…

5人に1人が「マッチングアプリ婚」プロフィール写真を専門カメラマンに撮ってもらってみたら…

明治安田生命が、去年結婚した夫婦の出会いのきっかけを調査したところ、最も多かったのは「マッチングアプリ」で、22.6%でした。つまり「5人に1人」以上がマッチングアプリをきっかけに結婚したということになります。次いで職場関係と学校関係が、それぞれ20.8%となっています。結婚のきっかけがマッチングアプリだった人の割合は、2009年は0%でしたが、そこから徐々に上昇し、コロナ禍に入った2020年から高い割合で推移しています。マッチングアプリは、恋愛や結婚をしたい18歳以上の独身の人に、オンライン上で出会いの場を提供するサービスです。おととし行った民間の調査では、20代の利用経験は50%を超え、若者を中心に一般的なものとなっています。街で聞いてみると・・・。利用したことがある人「手軽に出会いを求められるところがいいところだと思う」利用したことがない人「出会う手段の1つとしては全然あり。趣味とか考え、価値観が合いそうだなと思う人を見つけることが大事だと思う」
利用したことがある人「周りの友達もたくさん利用している」実際に、マッチングアプリを通じて結婚した夫婦に話を聞くができました。小林拓美さん「年齢も20代後半だったので、結婚を考えられる人が見つけられればいいなと思い登録した。」東京に住む、小林拓美さん・彩香さん夫婦。2人は、結婚を意識し、2019年にマッチングアプリを始めたといいいます。彩香さん「好きな食べ物とか、好きな料理のお店の話をしていた」
拓美さん「デートは4回くらいで、1か月くらいでお付き合いした」実際に会うときに、不安はなかったのか聞いてみると…。彩香さん「周りにもマッチングアプリで彼氏できた人も結構いた。そういう友達に気をつけるべきことを聞いたりしていたので、そこまで不安ではなかった」また、彩香さんには、拓美さんに会おうと思ったきっかけがあったといいます。「写真は100%重要」!?専門カメラマンも彩香さん「他の人が自撮りの写真が多い中ですごく印象に残っていて、公園で笑っている写真で、それもあってどんな人なんだろうと思った」街でも「プロフィールの写真が大事」という意見が聞かれました。利用したことがある人「写真は100%重要です。写真がすべて」
利用したことがある人「加工されすぎていなくて、クリアな感じがいい」最近では、マッチングアプリに掲載する写真を専門に撮影するプロのカメラマンもいます。県内と東京で活動する、天倉悠喜さん。天倉さんが所属する会社には、全国各地にカメラマンが在籍していて利用者の趣味などを聞きながら、その人にあった写真を撮影します。実際に私も撮影してもらいました。天倉さん「笑顔でいきましょう。真正面すぎて証明写真のようになってしまうので、横向いたりとか」自然な表情を引き出すため、さまざまな場所でシャッターを切ります。天倉さん「めっちゃいい笑顔です!髪かけている感じとか。そうそう」自然な表情を引き出した写真が完成!実際に撮ってもらった写真がこちら。日常を切り取ったような、自然な表情の写真になりました。一方、マッチングアプリによるトラブルも寄せられています。男女トラブルを専門とする弁護士の小菅哲宏さんは、数年前からマッチングアプリをめぐる相談件数が増えていて、詐欺に当たる内容が最も多いと話します。弁護士・小菅哲宏さん「お母さんが病気になってしまった、留学をしなければいけなくてお金が必要とか、嘘の理由でお金が必要と言って借りて、なかなか返してくれない」国民生活センターによりますと、マッチングアプリを含む出会い系サイトの相談件数は、去年1年間はおよそ6000件に上っています。弁護士・小菅哲宏さん「相手の方が既婚者だったとか、性交渉をした後に何らかのトラブルがある事例は散見される。相手との会話の中で、きっちり既婚者かどうかなどの見極めが必要になってくる」マッチングアプリの特性上、相手の素性が分かりにくいからこそ、小菅さんは信頼関係が大切だと話します。小菅さん「お金の話であれば、素性がわからない人には貸さないというのは一番。しっかりと身元の確認をする、信頼関係をしっかり構築することが必要」マッチングアプリの普及で色々な価値観を持つ異性との出会いが増える中、自分を守るためにも、細心の注意を払うことが必要です。

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